ヴィンテージ オフィス

中目黒駅から徒歩7分。商店街の喧騒から少し離れた閑静な住宅街に、BREST株式会社のオフィスがあります。

本物件は50年以上経つ木造戸建を一級建築士事務所の手により大きく再生させた変わり種物件です。
BREST様が本物件に出会うまでに費やした時間は実に一年半以上。デザイン性とスタッフの働きやすさを追い求めた末の、一目惚れのような出会いだったそうです。
外装はほぼ仕上がった状態でしたが、内装は最低限の状態で「借り手が自由にデザインできる」余白が残されていました。

シンクタウンは偶然にも本物件の断熱改修工事を担当しており、BREST様の入居に際して壁や造作家具などの総仕上げを再びご依頼いただきました。
家具は北欧ヴィンテージを中心とされることが決まっていたため、まずは家具と調和する空間全体の壁面塗装に着手。一見、どの部屋も同じ白ではありますが、グレーやブルーグレーが少し混ざった絶妙な色の変化を付け、紙を貼ってから塗装することでスタッフの方々が心落ち着く柔らかい色合いを目指しています。
2階のワークスペースには、大きな一枚板のデスクを造作。高さはもちろんのこと、PCへの配線を考えてディティールにこだわり、限られた空間を最大限に活かす工夫を重ねました。

BREST様のこだわりが詰まった空間で、これからもたくさんの素晴らしいものづくりが生まれることを祈っています。

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BREST 宮社長より

冨永社長は、ものづくりに対する哲学をすごく大切にされており、温もりや愛情、慈悲深さのような目に見えないものを建築を通して伝えている方です。目先の利益とは対局にある、真摯な建築をされていることにとても惹かれました。また、何よりも大工や職人さんを大切にされており、それぞれの性格や特性を掴んで同じ目線でお仕事されていることも素晴らしいと感じます。
オフィスは数年経った今も特段不満やメンテの必要もなく、愛着と味わいが深まっています。“神は細部に宿る”。そう信じられる仕事が、シンクタウンさんの真骨頂。シンクタウンさんの作る新築一軒家も何度も目にしていますが、「家族愛」を大切にされている冨永社長の想いが建築にも現れています。出会ってから今日までずっと変わらない、誠実な職人気質を貫き通すシンクタウンさんには、日本が次世代に残すべき、ものづくりの原点を感じます。

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