Philosophy
この3つを基本に建築を考えます。
ロングライフデザイン
消費されず、
人から人へ受け継がれていくものに
価値が置かれている時代。
新しく作るもの・今ある住宅を活用して快適に暮らせる居住空間を実現するには
良き感性を持った考える人、そしてカタチに具現化していく職人の高い技量が
求められます。素材の質を見極め、調和のある手仕事でつくられた家は、
その正しい質の良さが使う事によって美しさを増し、
人に親しみと愛着という心を生みます。
家とは人を守り、あたたかく包み込みながら時間を重ねていくもの。
また住む人の思い出や気持ちがこもった大切な存在に家はなっていく。
そうして家は住み手により大切にされ、次世代へと住みつながれ、
世代を越え社会の大事な資産となります。
毎日の暮らしが豊かになるような提案力の高いプランニングと
長期的な視野で考えた設計。
また、素材感が感じられる調和された空間は良い余白のある良質な建築となります。
私たちは、凛とした美しさと丈夫さ、そして品があること、
それが良い家の条件だと考えています。
エネルギー消費を抑え、日本の資源を有効に活用し、
安心できて価格が明確な分かりやすい仕組みづくりを行い、
長期優良住宅・HEAT20G1相当の断熱性能を基本に、「Lifestyle Keyword」を考え、
反映させていき将来へと受け継がれる建築を行い社会資産に寄与します。


自然体で暮らす
自然は人々にたくさんの物を
与えてくれます。
その成り立ちの造形美からは美しさや哲学的なこと、
そして、自然観をここ日本では四季を通じ
多く感じ学ぶことが出来、
心の中にある大切な何かを見出して人は成長を重ねます。
どんな人でも自然の一部であり、
普遍的な生活はどんな人にも共通しているとてもあたりまえで変わらないことです。
日本と北欧の共通した自然観は、
禅にも通じる人間らしいシンプルな生き方です。
人は調和や審美眼を通じ、暮らしのイメージを重ね、
居心地の良さを感覚的に見抜きます。
素材調和と自然との親和性があり有機的な家であること、
そういった要素が基本にある中で、家族がお互いに良い距離感の中、
心地よく過ごせること。
お母さんが笑顔でいてくれて家族みんながストレスのない生活を
楽しく過ごせるプランニングを提案しています。


環境や景観をデザインする
街は社会性のある普遍的なデザインを
考えることで持続可能な社会が見えてきます。
人と人が切り離されるのではなく、ランドスケープデザインを通して適度な距離間を保ち、
お互いの尊重の中、人と人とをつなぐ緑とともにゆるくつながりながら
支え合って生きていく。
建物も大小関係なくドローイング(素描)から価値を見出し、
ディテールを高める作業を繰り返し、彫刻のように素材から本来の姿を
削り出すような作業と同様に、
普遍性への追及には感覚と感性(センス)が求められます。
センスとは普遍性そのものであり、心を豊かにするものとなり、
人が人らしくあるために大切なものへとつながっていきます。
街も建物も社会も次世代に良い環境を残していくこと。
今は社会全体で取り組んでいくことが必要な時代です。
人・不動産・デザイン・設計・建築、すべてを通して社会や
コミュニティをリデザインしていく。
日本という風土が生んだ木造建築という文化が情景ある街並みをつくっているということ。「人が人らしく」生きていけるように、次世代へと続く社会の資産価値向上を考え、
失われた時間を取り戻すこと。
新しい世代が担う日本の未来を明るいものとなるように願い、
建築、不動産そして街を私たちはこれからも考えていきます。
そして新しい分譲住宅のかたちを考えると、相続や様々な理由により売却された宅地を
ただ細切れに分割して利益を追従する分譲会社の手法を続けていれば
街並みの景観は劣化し、住民通しのつながりも良いものになりません。
ThinkTownでできることは性能の良い有機的な住宅をランドスケープデザインと
折り合うようまとめ上げ、街並みの景観を心が通い合うような良い環境へと変え、
暮らしの質の向上を図ります。
心の余裕のある計画は次世代へと良いかたちで引き継がれていきます。
また境界線のない(井戸やガーデンキッチンのある)中庭や
コモンスペースがある計画は、住民通しが適度な距離間の中、ゆるくつながることで、
有事の際の助け合いや災害にも強いつながりも生まれます。
持続可能でエネルギー消費の少ない計画を目指し、
蓄電池の設置・蓄熱システムの設置を高気密高断熱・パッシブデザインの家が、
CO2の削減と共に、生活者へのメリットとして暮らしの快適さも享受できるようになります。
新しい街並みのかたちをつくっていきます。


Lifestyle Keyword
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根源的要素
家族(Small Gathering)。家族が最小単位(小さな集い)であり、個人の拠点でもあります。世の中が良くなったり平和になる最小単位は家族。家族が仲良いこと、そして笑顔でいること。運命共同体となる家族の定義については時代背景もあり、多様化していることをどう捉えて形にしていくか明快な解を持てているか。
Close -
普遍性
自然の造形美から哲学的要素を学ぶことが、人が人らしく生きることができることにつながり、人々や街の文化度を上げていきます。日本と北欧の自然観の類似、禅の考えでもある余計なものを削ぎ落したシンプルさが美しさと凛とした品を生み出すこと。その正しい質の良さが、経年変化という親しみや愛着という心を育み、生活を楽しめる家になること。
Close -
ヒュッゲ(生活の楽しさ)
楽しい食事をつくる時間を大切にする。旬の食材はその季節に合わせて体を労わること、家族で季節を楽しむことにつながる。本を読んだり、ランプをつけたり、友達と話したり、今あるその時、楽しい時間を心から楽しめること。生活の居場所をたくさんつくること。
Close -
自然
海外は自然を克服していこうとする文化圏 、日本は自然と共生して暮らしをシンプルに捉えてきた文化圏であったことを今一度再確認していくこと。雨・風・日差しに対して一年を通じ、自然を取り入れることと建物を守り暮らしを過ごしやすくする手法を心得・実践すること。
Close -
安全な場所(小さな目標と成長エンジン)
人は良い感情も悪い感情も併せ持つ一人の人間であり、まずは自分自身をすべて認めて愛してあげることが他者との関わり合いにとても大切な意味を持つこと。精神的な安全地帯があることで家族は安心して楽しく暮らすことができる。子供は「弱いところ」「自分のダメなところ」も含めて受け止めてくれる家族がいる安全基地の存在があることで、自己肯定感を持ち、「自分が成長したら喜んでくれる人がいる」ことを知るようになる。それは自分の人生に対して、一歩を踏み出す勇気につながる。そんな安全な場所。
Close -
冬あたたかくて夏涼しい健康でいられる家
高気密高断熱の家。東京UA基準値:0.87h/k㎡(H25年省エネ基準)。ZEH基準値:0.60h/k㎡を下回ること。現状0.59h/k㎡(参考 HEAT20 G1:0.56h/k㎡・G2:0.46h/k㎡)。夏は室内の日射遮蔽をし室内温度を抑え、冬は室内へ日射取得を行い室内をあたたかくし、建物から外部への熱損失を低く抑えた断熱性能の高い家(木製サッシか樹脂窓が望ましい)。
Close -
生活のしやすさ
ストレスフリーと楽しさ、あったかくて結露が出ないこと、蒸していても室内はカラッとしていて過ごしやすいこと、暑くても風通しが良いこと、日常がストレスなく笑顔で過ごせること。収納が多く生活導線や家族間の居心地の良い距離感を保つこと、それらのプラン要素を作り出すことができる。夫婦が仲良く過ごせて、子供が幸せに育ってくれることや子供が生まれても受け入れることができる寛容さを持った家でもあること。
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性能の良さ
長期優良住宅・耐震等級3・断熱性能等級4・高気密高断熱住宅・劣化対策等級3。性能が良いのは当たり前の時代に入っています。顧客はプロのアドバイスを待っているので、専門的な知識習得は前提であり、その上で必要になることは、根源的なこととデザインであると考えています。
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近隣との関係性を良くする
外構デザインにより近隣との調和や景観の向上が図れているかどうかを見極め、石・土・木(板塀)・植栽・金属と素材を大切にした四季を感じられる外構となっているかを、私たちは大切にしています。
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あたたかくてシンプル
都市的な住宅ではなく、あたたかくてシンプルな室内を色・素材・窓・建具・壁・床を調和させることができる。 自然との親和性の高いシンプルな素材感ある室内にするために、"質感を大事に、経年変化を感じられることができる素材をつかうこと。体に優しい素材や木のぬくもり、また漆喰や石、鉄などの素材調和を図っていること。(なぜなら人は何千年も何万年も自然と向き合い、自然と共に生きてきたから)素材の連続性と調和、余計な線を入れずに視覚的にもシンプルな室内にすること(設備を上げるのではなく、美的感覚をもって素材感を大切にできている)
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強い定番を持つこと
定番の設計コード・外構コード・施工基準、性能基準、色調トーンの統一を持つこと。会社として安定した標準化とその工程手法が確立できている。根源的要素と自然であることと経済性と無駄なものを出さない合理性が関連し合った定番手法を持つことフリーハンドによる感性のあるプランやデザイン力と経験ある良い作り手を持つこと経験があり人柄の良い職人・業者を集められていること現場との信頼関係を構築できていること。現場をライブ感を持ってものづくりの本質を実感できている。
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快適さ(※Comfort)
本質的な心地よさ=精神的豊かさを求めて。人工的につくられたものでは決して感じられないもの。そういったものは空間の空気感に現れてきます。本質を追求することは快適さへと導きます。北欧の家具やシンプルなインテリアとの相性も良いこと。
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