猫と暮らす、マンションリノベーション
- ■物件概要 :
- S様邸 分譲マンションリノベーション
- ■所在地 :
- 渋谷区神宮前
Note
ノート
渋谷区神宮前の分譲マンションに暮らす、施主様ご夫婦と猫1匹。
地下1階と地上1階からなる住宅は、湿気がこもりやすいという問題点を抱えていました。
猫と共にこの先も快適に暮らしていけるように。
そして施主様理想の「北欧スタイル」の住まいを実現するために、リノベーションプランがスタートしました。
今回のリノベーションにおける大きなコンセプトは3つあります。
1つ目は「猫と暮らす」こと。
猫専用ドアを要所に設置し、猫用の収納棚も造作。
利便性を保ちながら、インテリアと調和するように配慮しました。
2つ目は「風が通り抜ける」こと。
地下1Fには浴室・洗面と寝室があり、通気性を確保しないと寝室に空気が篭ってしまいます。
空気の淀みを防ぎ、家全体に空気の流れを作り出すために、
各部屋には可動ルーバーを内蔵したドアを使用しました。
また湿気対策として、地下の寝室にはインナーサッシを設置し、結露を防いでいます。
部屋全体にも調湿効果のある素材を多用しており、
特に湿気が溜まりやすい寝室の収納・玄関収納の内部には、
呼吸性能に特化した調湿建材を使用しました。
そして3つ目のコンセプトは、「北欧テイスト」。
施主様の理想を形にするべく、細部の意匠にまでこだわりました。
寝室は、ホテルで過ごすようなラグジュアリーな空間をイメージ。
落ち着いた雰囲気のタイルと、木板を壁・天井に使用し、間接照明を取り入れました。
床板はチーク材を使用。厚みのある無垢材は重厚感が出るだけでなく、湿気対策にもなります。
使いやすい位置にコンセントやスイッチなどを設置することも意識しました。
地上1Fは、アンティークの家具を始めとした、美しいモノが映える空間を意識。
これから先も、インテリアを愛する施主様の日々の楽しみが続くように、
長く使われてきたものがしっくりと馴染む場所を目指してデザインしています。
キッチンや洗面、リビングの壁には、それぞれデザインの異なるモザイクタイルを貼りました。
床は無垢材をヘリンボーン張りにし、1Fとはまた異なる印象に。
取り寄せたアンティークドアも相まって、無二の魅力を感じる空間となりました。
施主様の「好き」が詰まった、こだわりのマンションリノベーション。
私たちにとっても忘れられない素敵な住まいになりました。
これからもシンクタウンは、施主様の求める「機能性」と「デザイン」を追求し、
どちらにも妥協することなく、一緒に暮らしを考え抜きます。