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2020.01.20

Localization「地域コミュニティ」

Localization「地域コミュニティ」

人類が歩んできた歴史は
・狩猟から農業中心の伝統的社会
・市場経済
・産業革命からの地球資源を利用してきた工業化社会
・グローバル化と共に進んできた情報化社会...

そしてこれからの時代に必要な
「高齢化に伴う福祉・医療」
「様々な領域での対人サービス」
「自然エネルギーへの環境関連分野の確立と拡大」
「まちづくりやコミュニティデザインとともにある相互扶助の社会への発展」
情報化社会の中、無理な移動や消費をせず、それぞれの地域コミュニティが重要になり、「ローカライゼーション」が進んでいく社会が、次世代への答えのように思います。

「物質社会」から「エネルギー社会」そして「情報化社会」と進んできた人類は地域と共に暮らし「精神的な豊かさ」をベースにし「生命・時間」を大切にしていくこと。

「生命・時間」とは「生活」や「人生」であり豊かさや幸福を求め充足的な時間を過ごすことに価値を見出して「時間の消費」を効率化・加速化からコミュニティや自然とのつながりという充足的な方向に求め、精神的な豊かさという目に見えない価値を大切にしていく。
「生命・時間」は「生活・人生」であり、つまり「Life」そのものであるということです。

ThinkTownが「Lifestyle」を提案する源泉にはいつもこの「Life」があります。
日本語的に表現すると一言で「あたたかい」というところでしょうか。
世間では「AI」や「シンギュラリティ」が注目されていますが、原初的な「Life」が情報化社会の先にある私たちの未来であることが私は望ましいと感じています。

SDGsやパリ協定によるCO2削減等の世界的な潮流の中、日本は人口減少時代に入り、より街の在り方や生活様式の在り方を見直していかなければならない時代となりました。
拡大と成長という過去の成功体験を捨て地域を大事にした持続可能な福祉社会への転換の時代です。
戦後アメリカの資本主義経済モデルの日本への流入、車社会の見直しや東京の都市集中による地方衰退ではなく活力ある地方分散型への転換により幸福度の向上を目指した持続可能な社会への移行。「少極集中から多極集中」への社会構造転換。

かつて日本が進んできた成長社会から個人の尊重や個人が自由に創造性を発揮する環境が成熟社会へとつながり、「文化」という花が開いていくのだと思います。