暑中お見舞い申し上げます

皆様、連日の猛暑、いかがお過ごしでしょうか。
管理部の桃野です。

夏を迎えると同時に私のお気に入りの業務もやってまいります。『季節のご挨拶ハガキ』

お世話になった方々へ季節のご挨拶をお出ししているのですが、好きなハガキを購入して手書きで書くことにしています。最近は和紙のハガキがとても増えていて、筆圧の薄い私にもとても書きやすくて助かっています。

ハガキ

買いに行くところからまず楽しいです。越前和紙、美濃和紙、土佐和紙・・・たくさんあります。和紙を触ると分かりますが、厚みや手触りは一定ではありません。風合いが1枚1枚違っているので、書きながら臨場感があります。
今回は越前和紙のひまわりの挿絵、かき氷の挿絵、ビールとおつまみの挿絵の3種類にしました。

ペン

ハガキを書くにあたって、大切なのはペンです。個人的に社会人になってからずっと推しているボールペンがあります。こちらです。(年季が入ってますね、すみません。)

PILOTのSUPER-GP 細さは0.5mm 油性の極細ボールペンです。

社会人になって手帳をつけ始めた頃に出会ったボールペンですが、するすると滑りながらかけるにも関わらず、縦書きでも横書きでも滑り過ぎないところがとても気に入っています。かすれることもなくインクが出過ぎることもないところがまた良い。たくさん書き込んだ手帳もなぜかスッキリ見えたり、多少の殴り書きも上手に見せてくれたり、書いていて気持ちが良いボールペンなのです。
このボールペンで和紙に縦書きするときの滑り具合はまた最高に素晴らしいです。 

まさかの・・・

いつまでもこのボールペンを使ってハガキをかけると思っていたのですが、いつの頃からか(1年位前?)、文房具売り場にこのボールペンを見かけなくなりました。たまたまないのかと思っていましたが、伊東屋さんに行っても、ロフトに行ってもない・・・、さすがにおかしいと感じてネットで情報収集したところ、なんと、製造中止になっていたことが判明しました。

世の中に色々なお気に入りが存在しますが、お気に入りの品が製造中止になった経験は初めてです。 なぜ?!という思いが頭を駆け巡ります。しかし後継のようなボールペンが売られていたことや、100円の油性ボールペンの需要の行く末を思えば、思い当たる節がないわけではありません。

しかしかなり困ったことになりました。
残り2本。

これしか私の手元にはないのです。この2本が終わってしまったら、どうしたらよいのか。今シーズンは使いたいけれど使いたくない気持ちと葛藤しながらハガキを書いていました。 

そんな中、PILOTのホームページにパイロット名品図鑑というページを見つけました。
https://www.pilot.co.jp/media/knowledge/017.html

そこのvol 3.にSUPER-GPの事が書かれています。名品図鑑、などと書かれると更に寂しさが湧いてきますが、このボールペンの書きやすさには確かな技術と工夫が詰め込まれていたことを今更ながらに理解することができました。また愛用していた方が世の中にたくさんいらっしゃったことが分かり、我が事のように誇らしい気持ちです。

まだまだ今日も使いながら寂しさがよぎる訳ですが、この2本を大切に大切に使い切り、新たなお気に入りのボールペンを少しずつ探していこうと思います。

皆様、時節柄ご自愛の上、お過ごしくださいませ。

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