『カモナマイハウス』重松清/著
こんにちは、木内です。
読んでから半年以上時期が経ってしまいましたが、家づくりに関連する本なので今回ご紹介しようと思い記事にさせていただきます。
重松清さんの作品では『流星ワゴン』がとても好きだったこともあり、手に取りました。
と言いましても、『流星ワゴン』の入りや思い出は大体ドラマからでしたが。
概要
『カモナマイハウス』
著者:重松清
初版発行:2023年7月
あらすじ・感想
空き家のメンテナンス業に携わる主人公の孝夫が、妻の空き家である実家が遺体安置所に改装されようとしていることを知り、奮闘するお話です。
また、孝夫の息子や妻、息子の追っかけなど個性豊かな登場人物も大きく話に絡んできます。
この、個性豊かな登場人物が全体的に話を読みやすくライトにした印象でした。
空き家にはそこに過ごした家族の歴史が詰まっています。
少し重たい内容ですが、私は途中で主人公のお客様が家とお別れするまでのエピソードが心に沁みました。
フィクションですが、空き家や家のことを考えるのには硬すぎず重すぎずで、誰でも読みやすくていいのかなと思います。
気になった方はぜひ書店等で手に取ってみていただければと思います。