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UPDATE
2024.01.05

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新年のご挨拶

謹んで新年のお祝いを申し上げます。
旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼を申し上げます。

また令和6年能登半島地震におきましては被災された皆様並びにご関係者様 皆様に心よりお見舞いを申し上げると共に一日も早い復旧と復興をお祈りいたします。

「龍となれ 雲自ずと来る」
武者小路実篤の言葉です。

龍は空高く舞い 雲が起こり霧が舞い 大地に雨をもたらします。
不確実なこの世界が慈愛に満ちた世界でありますように。

・・・

OBOGオーナーの皆様

災害等で建物が被害にあわれた場合、点検のご連絡や応急処置や補修メンテナンス等について対応を行っております。必要時にはお声がけいただけますと幸いです。

本年もどうぞよろしくお願いいたします。

UPDATE
2023.08.17

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リトリート 三鷹市での戸建リノベーション

井の頭公園から玉川上水緑道へと続き自然が多く残る三鷹市でのリトリートをコンセプトにした戸建リノベーションの工事風景です。

構造は鉄骨造です。
スケルトンの状態から建物の状態を確認し、性能向上リノベーションとなるように断熱と気密の施工を行っていきます。

断熱性能向上リフォームの利点は気密性を担保しつつ、熱抵抗値を上げる事で魔法瓶のような家に生まれ変わります。

床下・壁・天井とできる限りの断熱効果を狙います。

床下は特に既存躯体が無いので大引きと根太と二重構造の断熱材+気密シートでこれがかなり効いてくるはずです。

これで大引きの断熱材充填が完了です。

さらに...

大引きの上に根太を敷いて根太間にも断熱材を充填します。

めくるとこんな感じです。

ポイントは気密シートを少し立ち上げてから気密テープ処理を行います。

壁と天井にも断熱材を入れて必要な所に気密テープ処理を行います。

もちろん「窓リノベ」も行い気密性と共に熱欠損を少なくしていきます。

(サッシ交換前)

今回は4枚引違いの窓を大きく2枚引違いの窓にする事できれいな緑の景色が良く見えるようになりました。

「PJ Bigmoon」緑道の価値に調和する家

こちらが完成した様子です。

東京でも夏の気温上昇が高くなりました。

なるべく日射遮蔽や冷房効果を高めて室内を快適にするだけでなく電気代も節約できそうです。

薪ストーブも入り、今冬が楽しみです。

(冬の電気代も安くなると思います)

UPDATE
2023.05.17

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メンテナンス 吉祥寺のリュモンコーヒー

 

先日、吉祥寺のリュモンコーヒーさんの建物メンテナンスに行ってきました。
2011年からもう約12年が経ちます。

雨漏り等を防ぐため屋根の板金加工をより工夫し取り付けに行ってきました。

・・・

作業の合間に休憩をお店の前で取っていると店の前にある美しい花を咲かせるミモザの枝にはたくさんの種が実っていました。

季節の移り変わりはこうした事でも感じられて緑ある街の日常にとても嬉しい気持ちになりました。

事務所での作業も好きですが、やはり現場やお客様のところに行くのが一番好きなのかもしれません。

作業の合間に、オーナーさんからもお気遣いをいただいたりと、こちらこそたいへんお世話になっている中、、感謝の気持ちで心も温かくもなりました。

リュモンコーヒーの店内は、自然の光が差し込み、穏やかな雰囲気が漂っています。2階席から見える緑豊かな中庭には湧水式のつくばいがあり、涼やかな音と共にさわやかな緑が見え、春にはミモザの花と末広通りにある大きな桜の花を見る事ができます。コーヒーを飲みながら、良い時間を過ごすことができます。

もうすっかり有名店となりましたが、皆様ぜひ足を運ばれてみてください。

Ryumon coffee stand ホームページ

 

 
 
Regenerate response

UPDATE
2023.05.01

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阿佐ヶ谷での仕事

2019年から計画をしていた阿佐ヶ谷で中庭を囲むアパートメントとオーナー住戸の現場がこの4月でようやく竣工を迎えます。

基本計画や調整で約3年が経ち、2022年6月から新築アパートメントの工事、2023年~中庭の造園作業と外構工事が始まりました。

長く時間が掛かった現場でしたが、終わりが近くなるとたくさんのことが思い出されます。

相談当初は15年近く長年誰も住んでいない古い建物があり、

中庭の灯篭も東日本大震災の時に倒れたままで何となく時が止まったような感じがしていました。

(解体工事が始まるまでは、人の代わりにタヌキが住んでいて夕方になるとそっと中庭に出てきたりと、可愛い姿を垣間見れたりはしていたのですが、、今も元気にしてるかな?)

敷地も1000㎡以上あり、以前はオープンハウスをはじめとした不動産業者が分譲の建売住宅の企画を持って買いに来たそうです。

お金の問題ではないというオーナーさんや地主さんのお考えもこの計画の根底にありました。

・・・

そうした色々な状況を模索しながらオーナーさんと乗り越えてきたこと。

難しい状況を逆に利点として緑豊かなコモンスペースを考え、地域の環境やつながりと維持継続ができる計画にしたこと。

そのことが関係者全員の合意を得る事につながったこと。

大きな理由でした。

・・・

そして工事が始まると、各職方の技術の高い仕事があらためて見れたこと。

こうした人たちがいてくれるからこそ、僕も仕事をさせていただけていることができているのだと思います。

小さいながらも水辺を楽しめるよう趣のあるつくばいや石畳。

この東京の植生に合う緑や木々。

オーナーさんともたくさんの意見を交換し、色々とお世話にもなりました。

最近よく取り上げられるようになった敬愛する牧野富太郎の言葉に

「人の一生で、自然に親しむということほど有益なことはありません。

人間はもともと自然の一員なのですから、自然にとけこんでこそ、

はじめて生きる喜びを感ずることができるのだと思います。」

『牧野富太郎植物記』より

という一節があります。

共生感や循環への理解・自然環境のこと、現実的な建築や不動産のこと、

ここにはそういった様々な要素が偶然に重なりながら一つの意志のように出来上がっているようにも感じました。

そしてこの緑ある環境を長期的に維持継続できるように考え、次世代が引き継いだあともこのコモンスペースが、より有益な場所となるように「VISION」を考え、関係者間で共有しています。

阿佐ヶ谷という緑豊かなこの街がもっと良くなりますように。

・・・

その日は神明宮さんに工事のお礼に行き、4月29日の春祭で能楽堂でお囃子や巫女舞の奉納でたくさんの人が並んでいたのですが、斎藤宮司にも久しぶりにお会いする事ができ、先日の阿佐谷姉妹さんのテレビで拝見したことをお伝えするとニコニコと穏やかな笑顔で答えてくれました。

カキツバタのひとつかと思います。

境内にある睡蓮鉢がとてもきれいでした。

UPDATE
2023.04.15

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地域社会

皆様、お元気でお過ごしのことと思います。

ここ数年、現場管理が続き、、

なかなかこのブログも更新ができずにおりましたが、

久しぶりの更新がようやくできました。

2020年からのコロナ禍以降、特に地元のお客様からのお声がけをいただく機会が増え、

この杉並エリアや武蔵野三鷹エリアでのお仕事をさせていただいております。

最近、お客さまと接する中で感じているのは、

ライフスタイルを実現するために設計工務店という選択をしていただき、

ネームバリューのある大手ハウスメーカーはブランド力もあって安心できるところはあるけれど、

「地域の会社に」という応援をするお気持ちで建築のご依頼を(弊社のような中小企業に、、)

していただける方が増えた気がしています。

そうしたお客様のお気持ちが私自身の良いプレッシャーとなり、

設計や建築の品質も含めて対象に向き合う事が出来ているのかなと感じています。

本当にありがとうございます。

引き続き、頑張ってまいります。

・・・

もうすぐ統一地方選挙です。

昨年の2022年には杉並区長も岸本聡子さんが当選され、地域住民との対話を多く重ねられています。

継続しての活動として住民の声に耳を傾け、これからの時代に必要な政策を考え、

既得権との対立という構図ではなく、共同体という価値観を持ちながら関係する人全員の着地点を模索し、

奮闘を続ける杉並区長の姿を見ていると同じ年というのもありますがとても応援したい気持ちになります。

杉並区は、時代に合うとても良いリーダーを選んだのかなと感じています。

価値観も変わり、より地域コミュニティが大事になっている時代となり、

それぞれの地域コミュニティが良くなることでの集積の結果が、

世の中を良い方向に進め、

より良い国につながるのではないかと思います。

国政選挙よりもより身近なこの統一地方選挙を大事に考えていく事が、

とても大切なのではないかと...

そんな視点で私も投票に行こうと思います。